うちの娘は普段から過敏に大きな音を嫌がります。
例えば外出先のトイレの手洗い場にあるエアータオルの音や、工事の音。放送の音。
運動会ではスタートの鉄砲の合図が怖すぎて毎回耳を塞ぎ、スタートが遅れます。
みんなそれぞれ苦手なこと、怖いことってあるし、うちの子にとっての苦手な事なのだと思ってあまり気にしていなかったのですが、
先日母から「テレビで大きな音が苦手な発達障害があるというのを見たのだけど、もしかして?」と指摘を受け、小児科で相談して来ましたのでその結果を詳しくまとめていきたいと思います。
発達障害(感覚過敏)の可能性も
私たちが普段感じている視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という感覚ですが、
この感覚を過敏に感じてしまう子供がいるのをご存知でしょうか?
脳内伝達物質の出方の違いが原因になっているそうなのですが、それによって感じる反応の速さや感じ方が人それぞれ違いがあるそうです。
うちの子のように脳内物質の出方が多すぎて感覚が過敏になっている場合があります。これは感覚過敏といって発達障害の可能性があるのです。
発達障害の感覚過敏は具体的にどんなものがある?
うちの子のように、大きな音が苦手に感じるという事以外にも
髪を触られる事が著しく嫌がる子や外の光を過剰に眩しく感じてしまったり、洋服の肌触りを嫌がったり。
ハグなどのスキンシップを過剰に嫌がる子もいるそうで種類は様々なのですが
特定の物に対しての感覚がとても敏感になっている事を言います。
感覚過敏になっているときの子供はどんなサインを出すの?
不安になって泣いてしまう以外にも、混乱してしまい常同行動やかんしゃくを起こしてしまう場合もあります。
うちの子は耳を塞いでよく泣いてしまいます。
まだおしゃべりが出来ない子供は伝えるのが難しいので周りの大人が気付いてあげたいものですね。
感覚過敏が見られる場合の親の対応は?
感覚の過敏は、周りから理解されずらい事があります。
我慢しなさい、もっと努力しなさいと言われてしまう事もあります。
子供にとっても親に理解されないのは一番悲しいことですので寄り添って理解してあげる事が大切だと感じています。
不安が強いとより多くのものにより強く反応しがちです。
感覚過敏の原因になっている事物を可出来る範囲で良いのでで避けてあげる事が大切ですね。
音に不安を感じる場合はイヤーマフの活用も
小児科の先生から勧められたのはイヤーマフの使用。
イヤーマフというものを活用して子供の不安を取り除いてあげる事が大切との事。
最初に説明されたときは全く分からずに無知だったのですがヘッドホンの様な形をしているこんなものです
うちの子のように音への過敏性のある子供にはイヤーマフの装着が有効なんですって。
きちんと子供用があります。可愛い色も沢山販売されています。
こういったアイテムを活用して、とにかく苦手に感じるものを生活から排除してあげる事が大切なのです。
感覚過敏は環境が変わるとさらに過敏になることもある
感覚過敏は楽しいことをしているときや安心できる相手と一緒にいるときは気にならない事もあるそうです。
逆に初めての環境や不安に感じるとき、体調不良や緊張しているときにはさらに過敏になってしまう場合もあるそうです。
保育園や幼稚園にも協力してもらう事が大切です。先生にもきちんと理解してもらい、常にフォローしてもらえるようにしましょう。
感覚過敏と気づかずもっと頑張って!それくらい我慢して!と済ませていませんか?
子どもは自分でもなにが嫌なのか分からなくて、伝えられない事もあります。
苦手の原因を探るのが大変な場合もありますが、周りがしっかりと理解して工夫して過ごしてあげるようにしたいですね。
私も出先でトイレに入った際はエアータオルをすっかり使用しなくなりました。
毎日ハンカチを忘れないように心がけています。
お子さんの苦手な物ってそれぞれあると思いますが、もっと頑張って!それくらい我慢して!と済ませていませんか?
少し立ち止まって子供に寄り添ってみて下さい。
もしかしたら感覚過敏という発達障害の一種である可能性だってあります。
もう2年ほど前から感覚過敏の症状が見られていたにも関わらず、発達障害の可能性があるという事に全く気づかないだめなママでごめんね。と本当に反省しています。
今回小児科の先生とお話して、私も子供にしっかりと寄り添っていこうと改めて感じました。
皆さんもこの機会に今一度、お子さんの様子などを寄り添って観察してみてくださいね。